DVフォーマットについて

DVフォーマットについて

1995年民放各局とVTRメーカー各社の技術者が集まり放送に耐え得る新しいデジタルフォーマットとして作り出されたのがDVフォーマットです。DVフォーマット誕生によって業務用カメラと民生用カメラのフォーマットは統一され基本的な画質は同じになったと言えるでしょう。
実際にニュース取材やブライダル撮影で使用されているカメラに民生用カメラが使われるケースが多くなっています。

DVフォーマットの特徴としてはフレーム毎に信号を圧縮する「フレーム内圧縮」で映像を1/5に圧縮し、サンプリング周波数は輝度信号13.5MHz、色差信号3.375MHzでサンプリングした4:1:1(Y:Pb:Pr)のデジタルコンポーネント信号を使用しています。
DV規格の詳細は下記表から近年発表されたHDV規格と比較しながら確認してください。

DV規格モードDV規格(480i)HDV規格(1080i)HDV規格(720p)
有効走査線数480本1080本720本
解像度720 x 4801440 x 10801280 x 720
圧縮フォーマットDVフォーマットMPEG2-Video
サンプリング周波数13.5MHz55.7MHz74.25MHz
色差サンプリングモード4:1:14:2:0
符号化ビット数約25Mbps約25Mbps約19Mbps
オーディオ圧縮後非圧縮PCMMPEG1 AudiolayerU
オーディオ量子化ビット数16bit/48kHz(2ch)、12bit/32kHz(4ch)16bit/48kHz(2ch)


■DVテープの規格

業務用と民生用のDVカメラは同じ圧縮方式で記録されるため互換性はあるのですが業務用のPanasonic社製「DVCPRO」とSONY社製「DVCAM」では互換性がありません。しかし民生用DVカメラにとってはどちらも上位互換なため再生することができるのです。

では業務用と民生用では何が違うのか?というと記録するトラックの幅に違いがあり、民生用DVテープのトラック幅が10μmに対し業務用DVテープは18μmとなっています。
トラック幅が狭いと隣にあるトラックの磁気と干渉したり信頼性の面で問題があるのです。

DVテープの特徴としては1/4インチ幅のテープを使用し、Panasonic社製の業務用DVCPROはメタル塗布型、SONY社製の業務用DVCAMや民生用DVテープにはメタル蒸着テープを使用しています。
蒸着テープとは真空中でベーステープに磁性体を噴きつけることによって高密度な磁性体の塗布が可能で今までの磁性体を塗りつける方法よりもテープ厚が薄くなりS/Nが良くノイズ感が低減される利点があります。

テープ厚が薄いと長時間録画が可能となるため、現在のDVテープでは80分(LPモードで2時間)の長時間録画テープが販売されています。
しかしテープ厚が薄いと磁性体が剥がれ易くブロックノイズの原因となり、テープ自体も切れ易くなります。

民生用テープパターン業務用テープパターン

サブコードデータ:タイムコード信号(LTC)
映像データ:映像信号、VITC信号、クローズドキャプション、アスペクトモード、映像AUXデータ
音声データ:音声信号、音声AUXデータ
ITIデータ:記録モード(SP/LP)情報、トラッキングタイミング情報
CUEトラック:番組コーナーの頭だしに使用。(民生用にはありません)
CTLトラック:ヘッドとテープトラックの位相調整に使用(民生用はITIデータに吸収)



HDTV方式のしくみ DVカメラの画質比較
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