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撮影に大切な・・・「ビデオ撮影の基本は・・・」と、いろいろな雑誌で紹介されていますが、まとめると撮影したビデオを観る人のために見やすいように撮影しましょう!というものです。では「見る人」とは誰か? 子供の撮影なら本人をはじめ「兄弟」「両親」「祖父母」「親類」「友人」などたくさん考えられますが、その人達に「単純に見やすい映像を撮影したビデオだけが本当に良いビデオなのか?」ということを、この章を見ていただき考えていただければ幸いです。■それでも三脚を使いますか?雑誌などを見ていると、撮影する時には「必ず三脚を使用するように!」と書かれていますが、「何が何でも三脚を使って撮影するのが本当に良いのか?」と素朴な疑問を感じるのです。テレビなどの報道番組で、もみくちゃになりながらも人物を撮影している映像を見た時、一見みにくく感じる画でも見ていると実際に自分がその場に居合わしているような臨場感が伝わってきます。 もしその状況を三脚で撮影するとどうでしょうか?きっとその映像は集団を傍から見ている傍観者にすぎない画になり、単なる状況報告的な印象しか残らないのではないでしょうか? ビデオ撮影とは状況報告であるとともに、撮影した人の想いが伝わらなければ良い作品に仕上がらないのではないでしょうか? 三脚はズームを使用して遠くのものを撮影する分には必要な道具ですが、公園で動き回る子供を撮影し、後でそのテープを見た時、きっとその画は監視カメラが撮影したような画になっているでしょう。 動き回る子供を撮影する時などは、撮影しているパパも一緒になって動きながら撮影するとおもしろい画が撮れるのではないでしょうか。 その時は必ずズームはワイド側を使って我が子の顔のアップなどをたくさん撮りましょう。 その画からは子供の息づかいまで聞こえてくる臨場感あふれる画になることまっちがいなし! 唯一「こども」だけはアップに耐えれますからね・・・(^^; ちなみに。。。カメラアングルの高さを変えることによって見る側の印象が違ってきます。 ハイアングルだと理知的ですましたような印象を与え、ローアングルだと情緒的で躍動感あふれる印象を与えます。 朝の討論番組などで大物政治家のショットが超ローアングルから映しこまれたりするのは威圧的で偉い印象を与えるための演出だといえるでしょう。また人物と構図の関係では目線の向いている方向に、ある程度の空間を空けなければ観る人に圧迫感を与えることになるので気をつけましょう。
■光の温度はいま何度?普段なにげに暮らしていると気にならない太陽の光には宇宙線、ガンマー線、X線、紫外線、赤外線などさまざまな波長の光が存在します。その中でも人間が色を感じることのできる光の波長は紫外線から赤外線にかかる380nmから780nmまでの範囲で、この範囲を可視光線と呼び、この範囲で人間は光を青く感じたり赤く感じたりしているのです。 しかし意識を持たないカメラは周囲の色温度が変化するにつれて白く映っていたものが青っぽく映ったり赤っぽく映ったりします。 色温度とは自然界にある光線を炭素の燃焼温度にあてはめてケルビン単位で表すカメラ撮影には無くてはならない指標みたいなもので、赤色から青色になるにしたがって色温度が高くなり屋内よりも屋外が高く、晴天よりも曇天のほうが最も高くなります。 この色温度を撮影する前にセットしなければ撮影したテープをテレビに映したときに後悔することになるでしょう。 たとえば外光が入ってくる体育館や講堂などで人物を撮影すると赤っぽく映ったり青っぽく映ったりすることがあります。 これは被写体の位置や撮影位置によって色温度の異なることが原因で、このようなときに色温度の知識があれば手動でホワイトバランスを合わせて撮影することが出来るのです。 最近では色温度の高いメタルハライドなどの照明が使われ一層ホワイトバランスの調整が難しくなってきています。 また色をずらして撮影したい場合なども色温度の知識があれば簡単に応用することが可能です。 たとえば「初日の出」や「夕暮れ時」などの太陽の光を赤く見せたいときは、赤の補色である淡いシアン系の色紙を使ってホワイトバランスをセットすることで、赤い夕日を一層、真っ赤に撮影すことができるのです。
■ココは誰?私はどこ?「旅行に行った時の日付けや場所などは、編集時にテロップ するから大丈夫!」と思っている人も多いのではないでしょうか。。。しかし全てをタイトルやテロップで説明してしまうと、ちょっとウットウしく思えませんか? ここは一つ見る側の想像力をかきたてるように、映像で演出してみてはいかがでしょうか。 テレビ番組でも大阪に行けばとりあえず大阪の象徴である「通天閣」が映し出され、その後とある建物へ・・・などの演出が定番ですよね。 同じように映像だけで「いつ」「どこで」「だれが」「何をしたか」を表現できれば最高の素材テープですよね! 例えばオープニングカットでは、主人公をいきなり撮影せずにロングの風景から被写体の位置関係を表現するようにズーミングすることから入ります。 「いつ」は日付や時間だけではなく季節や朝/夕をイメージできるもの春なら桜、夏ならセミといったものを収めます。 「どこで」は撮影場所の外観、会場の案内板、ランドマーク、地名や住所の書いた看板など、わずか5秒ほどのカットでも、その画が「ある」と「ない」とではぜんぜん印象が違ってきます。 エンディングではズームアウトで全景を映して終了したりパン・チルトで風景を撮影しフェードアウトすると見る側にストーリーの終了を感じてもらうことができるのです。 このようにストーリーを意識して取り込んだテープは後で編集しやすく、短いカットは編集の時とても役立つ貴重な素材になるでしょう! できあがった映像は見ていても飽きないおもしろい作品になることまっちがいない!(-.-)b |