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バッテリーパックの取り扱い電池には大きくわけて二種類の電池があります。充電できず使い切りタイプの乾電池やボタン電池などは一次電池と呼び、充電が可能な車のバッテリーやビデオカメラのバッテリーパックなどの電池を二次電池と呼んでいます。一般的にバッテリーと言うと充電式の二次電池のことを指し、バッテリーの性質を知っておくと本来の性能を100%発揮することができるので、この機会にバッテリーについての予備知識を勉強してみてはいかがでしょうか。。。(^0^)
■電池の性質ところで電池はどうやって電気を起こしているのかご存知でしょうか?ちょっと難しい話になりますが...この世の中のすべての物質は原子という小さな粒子でなりたっています。物体を構成する原子は殆どが規則正しく並んでいるのですが、中には「自由電子」と言って物体の中で自由に動くことができる電子が存在するものもあるのです。電池はその「自由電子」の性質を利用して(+)極に「自由電子」を多く含む物質を詰め込み、(−)極にその「自由電子」を必要とする物質を詰め込むことで電子の流れを作り電気を起こしているのです。 1860年にフランスのプランテという学者が、鉛を使った実験で電池の(+)から(−)へ電気を流した後に、(+)極と(−)極を逆に繋いで電気を流すと、元通りの状態にもどって同じ仕事ができる電池を発明しました。これが充電式電池の始まりだったのです。
ちなみに...乾電池には食品と同じように消費期限があります。乾電池は(+)と(−)を銅線で接続し、その間に負荷(ムギ球やモーターなど)を入れることで一定の仕事をしますが、(+)と(−)をショートしなくても「自己放電」という現象で電池のパワーがなくなってしまうのです。乾電池の「使用推奨期限」は製造日から2〜3年となっており、この期限内であれば十分に電池の性能を発揮することができるという目安で電池本体に必ず記載されています。電池を購入するときに一度確認してみてはいかがでしょうか?
■電池の種類
■ビデオカメラで使われる電池の特徴ビデオカメラ発売当初は鉛バッテリーが主流でしたが本体の小型軽量化が進むにつれてバッテリーの材料も進化してきました。とくに昨今の環境問題により鉛バッテリーやニッカドバッテリーはRoHS指令に指定されたため、各メーカーは鉛バッテリーやニッカドバッテリーの使用には消極的です。(電池自体がRoHS指令により制限されている訳ではありません。)現在の主流バッテリーパックは「ニッカド電池」「ニッケル水素電池」「リチウムイオン電池」などが使用されているようです。全てのバッテリーに共通することは高温になるほど活性化して能力を発揮するということで、寒冷地の撮影などでは使い捨てカイロを電池に貼り付けるなどの処置で電池の持ちがかなり変わってきます。 1.ニッカド電池(Ni-Cd)の特徴 ニッカド電池はリチウムイオン電池やニッケル水素電池に比べ安価で過放電に強いと言われていますが、体積あたりの電気容量が小さくメモリー効果があるため扱いにくいとされています。 メモリー効果を防止するには使い切った状態で保管しなければならずニッカド電池専用の放電器もあったほどです。 2.ニッケル水素電池(Ni-Mh)の特徴 90年代に入りそれまでビデオカメラのバッテリーの主流だったニッカド電池に代わるバッテリーとして発売されたのがニッケル水素電池です。ニッケル水素電池はニッカド電池の約1.5倍の電気容量を持つことと、材料にカドミウムを含まず環境への影響が少ないこと、メモリー効果が少ないことで各メーカーが採用に踏み切りました。 3.リチウムイオン電池(Li-ion電池)の特徴 リチウムイオン電池はエネルギー密度が高くニッカド電池やニッケル水素電池の約3倍の電圧を得ることができます。 またニッカド電池やニッケル水素電池のようなメモリー効果がなく、取り扱いが簡単で保管中のケアもほとんど必要ありません。 しかしリチウム電池は満充電状態での高温保存に弱いため携帯電話やノートパソコンのように毎日満充電しているような状態が長く続くとバッテリーそのものの寿命も短くなってしまいます。 リチウムイオン電池はリサイクル電池の対象となっていますがリチウムイオン電池自体に環境破壊物質が含まれているわけではなく原料であるコバルトが希少金属であり、コバルトの再利用のためにリサイクルが行われています。 ■バッテリーの保管バッテリーの寿命とはそのバッテリーの電気能力が50%になるまでの充放電の回数で表されており、500回と表示があれば「充放電を500回繰り返すと容量が約半分になる」ということです。例えば入学式や運動会にしかビデオカメラを使用しないような人にこれをあてはめると(バッテリー寿命回数500回)÷(充放電回数約5回/年)=100年使うことが可能ということになります。 しかし大抵の場合4〜5年も経てばバッテリーがダメになってしまうことが結構あるのです。 バッテリーは充電するときに劣化すると言われていますが、バッテリーにダメージを与える本当の原因は過放電が影響している訳で、バッテリーの「使用回数」を意識するよりも「使用しない期間」を意識する必要があるかも知れません。 間違っても機器に取り付けたまま、押入れの中へ...なんて事はやめてくださいね。。。(^_^; ニッカド電池の保管 ニッカド電池の推奨充放電回数は約300回〜500回程度で過放電に弱い特徴があります。 ニッカド電池を長期保存する場合はバッテリーの容量を使い切った状態で保管し2ヶ月〜3ヶ月に一度充放電を行う必要があります。 ニッケル水素電池の保管 ニッケル水素電池の推奨充放電回数は約500回〜1000回でニッカド電池に比べてサイクル寿命は向上したものの、ニッカド電池よりも過放電に弱い傾向にあります。 ニッケル水素電池を長期保存する場合はニッカド電池と同じくバッテリーの容量を使い切った状態で保管し2ヶ月〜3ヶ月に一度充放電を行う必要があります。 リチウムイオン電池の保管 リチウムイオン電池の推奨充放電回数は約500回〜1000回で自己放電率がニッカド電池などと比べて非常に低いため過放電状態になりにくい性質があります。 リチウムイオン電池は満充電状態で周囲温度が高いほど劣化が激しいため長期保存する場合はバッテリーの容量を使い切った状態で低温保存することをお勧めします。だからといって冷蔵庫などに入れると内部の金属部分が錆びてしまうため絶対にやめてくださいネ。 |